こんにちは。ホットサインポストの編集部です。今回は大学生が飲酒する前に絶対に知って置かなければならないことをまとめてみました。泥酔者を放っておくとどうなるのか、未成年飲酒の罰則などをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
誰でも刑事罰になる可能性
飲み会などで大学生が知らぬうちに犯罪を起こす可能性があります。しかし、法律に関わらず、社会的モラルとしてしてはならないことという認識は持ちましょう。
保護責任者遺棄罪
泥酔した人を放置し、一緒に飲んでいた人が生存に必要な保護をしなかった場合に成立します。3ヶ月以上5年以下の懲役になる重い刑事罰です。
どれだけ嫌いな人間であっても、放置すると自らが罪に問われます。危険が生じることがわかっていながら放置しないようにしましょう。
保護責任者遺棄致死罪
保護責任を放棄し、泥酔した人が車や電車に跳ねられたり、川や溝に落ち死亡した場合に成立します。3年以上20年以下の懲役になる大変重い刑事罰です。道端で見かけた場合にも保護責任を負う可能性があることを忘れないようにしましょう。
泥酔状態は低体温症をになりやすく、屋外で凍死してしまう事件も起こっています。状況に応じて水を飲ませ、タクシーなどで自宅に送り届けましょう。救急車を呼ぶことも大切です。
強要罪
一気飲みコールなどで一気飲みをせざるを得ない雰囲気を作ったり、先輩などの社会的地位を利用して一気飲みさせた場合に罪に問われます。3年以下の懲役になる刑事罰です。
傷害罪
酔い潰すことを目的とし、お酒を無理やり飲ませ、酔い潰すことで成立します。5年以下の懲役または50年以下の罰金に課せられます。また、直接の共用なしでもコールに参加し傷害行為を煽った場合は傷害現場助成が成立します。
未成年飲酒で起こること
未成年が飲酒することによって身体や精神的にどのような影響が起こるのか、そして未成年禁止法によりどのような罰則があるのか見ていきましょう。
身体的負担
未成年は成長期でもあり、発育途中の脳細胞を破壊し、脳萎縮を引き起こす可能性があります。また、性交不能症、生理不順、無月経になる可能性もあります。
精神的負担
自分では気づかない未熟さがあります。自己中心的な思考や怒りに身を任せるようになります。学力も落ちる可能性があり、成績不振から退学になる者もいます。
アルコール依存症
数ヶ月から2年の短期的な習慣的飲酒から、未成年のアルコール依存症は発症すると言われています。アルコール依存症は一度発症すると二度と完治しません。
事件
大学生はお酒に慣れていないにも関わらず、見栄でお酒を飲みがちです。急性アルコール中毒や泥酔による転倒で救急車に運ばれる案件も多々あります。
2016年、某大学で未成年女子大生にお酒を飲ませ、集団で乱暴したという事件が起こりました。たかが飲酒でも重大な事件に巻き込まれる可能性を決して忘れないでください。
罰則
未成年飲酒禁止法では、未成年本人への罰則はありません。親権者や監督代行者に対する科料、販売者に対する罰則があります。
しかし、大学からの処罰があります。飲酒によっての被害により、大学の名誉毀損が発生した場合、退学や定額などの処罰になる可能性があります。教育指導処分権に基づき合法になっています。
さいごに
このように飲酒の際には知らなければいけないこと、気をつけなければならないことが多くあります。知らないうちに犯罪者になることや、事件に巻き込まれることを忘れないでください。