皆さんは、勉強するのに効率が良い時間帯があることをご存じですか？暗記をしても全然覚えられない方、演習問題を解く際に集中が続かない方も多いと思います。
今回はそんなお悩みを解消すべく、効率よく勉強する時間帯を科学的にご紹介します！
【朝～午前中】理系教科の勉強は朝の時間帯に！前夜の復習も朝がおすすめ◎
勉強が最も捗る時間帯はいつだと思いますか？それは、朝の起床後の約3時間だといわれています。この時間帯は、脳が最も効率よく働くゴールデンタイム♪
なので朝や午前中に集中力や考える力が必要な難しいタスクをやった方が効率的です。例えば、レポートや論文の作成に取り組むなら朝の時間帯がおすすめです！
また、理数系教科は応用力が問われる問題を朝の時間帯に解くと、クリアな状態の脳でスラスラ解けると思います。
ただし目覚めてすぐの早朝の時間帯は、脳がまだ寝ぼけている状態なので複雑な勉強には取り組まず、前日に勉強した内容の復習をして脳のウォーミングアップをすると良いでしょう！
「リヨン大学」の研究でも夜に勉強したことは、睡眠を挟んで朝に復習すると暗記効率が約2倍になり、長期記憶に留められるという研究があるので、是非実践してみてください◎夜覚えて朝にチェックの流れを1セットにしましょう。
【昼食後～夕方】勉強効率を上げるための仮眠！ひらめきにはこの時間帯
続いて昼食後～夕方の時間帯にかけては、睡眠覚醒リズム（サーカディアンリズム）の影響や昼食後でお腹が満たされているので、非常に眠くなりやすくなる時間帯です。
ここで眠気を強く感じる場合は少しの昼寝をしましょう。「NASA」の研究によると約26分の仮眠を取ることにより、パイロットの能力が34％向上したとの研究データがあります。
また「カリフォルニア大学」の研究でも、1時間半の昼寝をしたグループはしていないグループに比べて、認知機能が向上したことがわかっています。したがって仮眠を取って効率よく勉強するようにしましょう。
しかし、夜の睡眠への影響を考えると約20分以内の睡眠が良いといわれています。また、眠りに落ちる必要はなく、目を閉じているだけで良いのでリラックスを心がけましょう。眠気がスッキリ取れたらいざ勉強に取り掛かりましょう！
拡散思考向けの時間帯とは！
「2014年の研究」では、14時～17時という時間帯が最も仕事でミスを犯す時間帯としても知られているので、ケアレスミス等が頻出しやすい理数系教科はできるだけ避けた方が良いでしょう。
問題演習をしたいなら英語、国語などの長文問題を取り組むのがおすすめです！逆にこのように1点に集中するのに適していない時間帯は拡散思考に向いているといわれています。
「アルビオン大学」の研究によると、被験者にひらめきの必要な問題を取り組ませたところ、疲れている時の方が20％も良い結果となりました。
理由は、疲れた時は脳が注意散漫になっていろんな考えが頭の中をよぎるので、クリエイティビティが刺激されるからです。昼食後～夕方の時間帯はひらめきや発想力が期待できる時間帯なので、論述や作文問題などを解くのがおすすめです！
【夜】暗記にぴったりな時間帯！翌朝の復習とセットで勉強しよう
最後に夜の時間帯は暗記に力を入れましょう。睡眠と記憶は密接に関わっていて私たちの脳では睡眠中に情報が整理されて記憶として定着します。
なので夜の就寝前の時間帯は、暗記ものの勉強に取り組むのがベストだと思います！地理や歴史、生物などの暗記系科目や、漢字や英単語の勉強は夜にやるのがぴったりです◎
翌日の復習のために寝る直前は勉強しすぎない◎
また、資格の勉強で専門用語とその意味を集中的に覚えるのも良いですし、内容を記憶に定着させたい本も、夜寝る直前に読むのをおすすめします。
最初にも言いましたが、夜勉強して睡眠して朝復習すると暗記効率が約2倍になるので是非、朝の復習もセットにしてみてください♪
1つ注意点としては寝る直前に勉強をしすぎないことです。過度に勉強に熱中するとアドレナリンが出て興奮状態になって眠れなくなるので、勉強が終わったらシャワーを浴びるなどして頭をクールダウンさせてから寝るようにしましょう。
勉強するのに効率が良い時間帯を定着させよう！
いかがでしょうか？今回は勉強するのに効率が良い時間帯を科学的にご紹介しました！今までは、与えられた課題やテスト勉強をただこなしていた方が多いと思います。
時間帯によって教科を配分し、集中して勉強すれば効率よく勉強できること間違いなし！是非参考にしてみてください◎
